様々な病気の治療に用いられるプラセンタとは?

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肝機能障害や糖尿病などの治療を目的としてプラセンタを注射したり、内服したりするのがプラセンタ療法。現在、プラセンタ療法は多くの医療機関で取り入れられており、症状の緩和や病気の予防に役立っています。

プラセンタとは?

プラセンタ(placenta)は胎盤という意味です。母体と胎児をつなぎ、胎児に栄養素や酸素を供給する胎盤には多くの栄養素や成長因子が含まれているため、出産後に健康や美容のために利用されています。

医療機関で実施されているプラセンタ療法に利用されているのはヒトの胎盤から栄養素や成長因子を抽出したもの。美容目的などでプラセンタが使用される場合は豚や馬、羊など動物の胎盤から抽出されていますが、ヒト由来のプラセンタは安全性が高く、効果も現れやすいです。

様々な病気とプラセンタ

プラセンタが様々な病気の治療に利用されている理由は成長因子を含むためです。成長因子は細胞増殖因子とも呼ばれており、体内で働く細胞を増殖し、活発化させる機能を持っています。

プラセンタに含まれる主な成長因子は以下の通りです。

これらの成長因子が細胞の働きを助けるため、次のような病気の予防や症状の改善に効果を期待できます。

肝機能障害

肝細胞増殖因子が肝臓の機能を活発化させるため、肝機能の改善にプラセンタ療法が役立ちます。また、プラセンタに含まれるムコ多糖体と呼ばれる物質には抗炎症作用があり、肝臓の炎症が原因である肝炎や肝硬変の治療にも効果的です。

糖尿病

インシュリン様増殖因子はインシュリンの働きを活発化させるため、インシュリンの異常が原因で血糖値を下げられない糖尿病の改善に役立ちます。さらに、プラセンタにはインシュリンを分泌する膵臓の機能を改善する成長因子もあり、インシュリンの分泌を正常化させる効果も期待できます。

消化器系疾患

肝細胞増殖因子は肝臓にある細胞のみを増殖させて活発化させるのではありません。胃や十二指腸の粘膜の修復にも役立つため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療にもプラセンタが使われています。

婦人科系疾患

婦人科系疾患の治療にもプラセンタは有効です。特にホルモンバランスが変化し、自律神経が乱れたことで起こる更年期障害は神経細胞増殖因子をもつプラセンタを使うことで症状を緩和できます。

アレルギー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎

上皮細胞増殖因子は皮膚や角膜などの細胞を増殖させたり、修復したりします。そのため、アレルギー性の皮膚炎や結膜炎の治療に使われています。

このほかにもプラセンタにはさまざまな成長因子が含まれており、高血圧や肩こり、うつ病の改善にも効果を期待されています。プラセンタを使うことで健康の維持に役立つでしょう。

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